オー!ファーザー(伊坂幸太郎)<ネタバレ・あらすじ>まとめ(感想)




< 感想 >   

主人公の由紀夫は自宅に誰も近寄らせたくないようだ。
謎めいた感じで話が始まりますがその理由は父親が4人いるからだ。
どんな家庭なのかと思ったら母親が四股をしていたために由紀夫の父親が誰か分からなかったため4人まとめて結婚したのだ。
母親も母親なら父親も父親ですね(笑)

高校生といえば反抗記であり親とは口も利きたくない年頃だが由紀夫には反抗記はないようだ。
なんだかんだ言っても誰かには相談しているし読んでいてほっこりします。
また知らない間に父親たちのそれぞれの長所を受け継いでいるところが面白いですね。

頭が良くスポーツが出来て喧嘩をすればおそらく強くそして女性にもてる由紀夫ですが、
そのせいか?次々と事件に巻き込まれていきますがすべては由紀夫には関係のないとばっちりなんですよね。
それなのに由紀夫は逃げずに、見捨てずに、助けようとする。
読んでいて由紀夫に惚れてしまう女性は多いのではないでしょうかね。
キャラも1人1人しっかりしているので、あの人はいらなかったなという人がいないのが良いです。

ファミリーの話はとてもほっこりしますね、4人の父親が必死で息子を守っているところが素敵です。
ところで何処の父親も実際はこんな感じなのでしょうか?
私個人の意見では父親というのは見栄張り、知ったか、散々人には文句を言うが言われる方だと頭にきて激怒し、そんな人間が人には成長していないだの話を聞かないなどと言う。
まったく自分が見えていない人が何事も経験だとか誰でも分かっているような綺麗事を言う。
おかげで私は言葉と言うのは殴る蹴る以上の暴力だと分かり、人には優しく態度で示す!を心がけ生きてきましたが、
実際に父親にはそんな印象しかないので読んでいて羨ましく感じると同時に他の家の父親とはどうなのか考えてしまいました。
声を聞くだけで「文句を言っている声」としか思えなくなっている、それぐらい毎日何かと文句を言いますからね、
おそらくオー!ファザーの父親たちも特殊ですが私の方もある意味特殊であります。

話が少しそれてしまいましたが、
この街の裏の世界のドン、富田林さんですが最後はなんだったんでしょうね。
怒らせたらかなりヤバいと散々言ってきたのでどうやって決着を付けるのだろうと読んでいたら、
探していた鱒二の父親が自分の大ファンであるプロ野球選手だった事がわかりあっさりと許しているではありませんか。
富田林と交渉し鱒二だけでなく由紀夫も父親たちも危ない目に合うかも知れないメインな感じだと思っていたのでスッキリしない部分はあるが、
やはり4人の父親(鷹・勲・悟・葵)と由紀夫がメインと考えると面白いと思います。
由紀夫が話すそれぞれとの会話も笑いあり感動ありで、父親の教えを由紀夫が受けとめた時の父親たちの満足感も読んでいて気持ち良いものです。
また父親たちのキャラもなんだか子供みたいなところもあり本当にほっこりします。

映画化もされているみたいなので機会があれば見ようと思います。 



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オー!ファーザー<ネタバレ・あらすじ>はこちらに纏めました。

 ↓   ↓



マリアビートル(伊坂幸太郎)<ネタバレ・あらすじ>まとめ<感想>



マリアビートル (角川文庫)
伊坂 幸太郎
KADOKAWA / 角川書店
2013-10-09





マリアビートル <  感 想  >

東北盛岡行き「はやて」の新幹線に目的は違えど殺し屋が集結する。
ストーリー的にはとても面白いです。
しかし、、
1人1人の会話がとにかく長ったらしく感じました。
面白いと感じる人もいると思いますが、
檸檬と蜜柑の会話は売れない芸人のつまらない漫才を長く聞かされている感じでそこそこ苦痛でした。
ツキに見放されている七尾のついてない話もちょっとしつこいです。
その余計な会話が長ったらしくなければオススメしたい一冊になりますが、
あれだけ中心にあったトランクが最後は誰も持つ事なく下車するとはなんだったのでしょうかね。
王子が雄一にトランクを開けさせた場面も意味がなかったですよね。
スズメバチからの依頼で混乱させる事が目的だったのでトランクは関係なくなりますが、
大金が入っているのですから誰かの手に渡る場面が欲しかった気がします。

目的が違う殺し屋が衝突する事になりますが、
そこはうまく話が結びついていてスピーディー(余計な会話がなければ)で面白いですね。
ただ恐れられているトップの人間、峰岸が恐ろしく弱くてあっけなかったですよね。
同じ業者の人なら見ただけで、臭いだけで分かるのではないですか?

おそらく読んだ人は好きになるであろう七尾。
ついてないだけでなく性格が子供っぽく幼稚であり殺し屋とは思えないが相手を目の前にした時は恐ろしく強い。
なんだか憎めない七尾です。
またかなり強いと評判の檸檬と蜜柑はそこそこあっけなく殺され最後はそれこそついてない殺され方ですよね。
上記で書いた余計な会話以上にストレス抱える事になる王子慧、
中学生である王子は相手が何歳であろうとも見下し自由に操れると考える、ドス黒い極悪人です。
王子の話だけは読んでいてストレスしかないですね。

真莉亜が仕事を受け実行するのが七尾!
このコンビは業界では天道虫と呼ばれている。
天道虫、レディビートルのレディはマリア様を意味する事からタイトル「マリアビートル」になった。
タイトルの付け方は素敵ですよね♪

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マリアビートル<ネタバレ・あらすじ>はこちらに纏めました。

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東北盛岡行き「はやて」の新幹線に目的は違えど殺し屋が集結する



悪意(東野圭吾)<ネタバレ・あらすじ>まとめ(感想)



悪意 (講談社文庫)
東野 圭吾
講談社
2001-01-17




Blog移転しました。
悪意”ネタバレ・あらすじ”東野圭吾はこちらに纏めました。
http://blog.netabare-arasuji.net/entry/akui1


< 感想 >


完全に騙されましたね。

犯人は最初の段階であっけなく逮捕されますが「悪意」は動機はなんなのか?がメインのストーリーです。
その動機も誰もが先を読める展開であり簡単な話かと思いきや最後の最後でひっくり返されましたね。

殺害する前に長い期間をかけて「動機作り」をしていたとは見抜けませんでした。
しかし犯人が考えた作られた動機が長く書かれているので無理もない。

真の動機が「なんとなく嫌いで貶めるため」という事で読後はなんかしっくりこない人がいるかも知れません。

「イジメ」は何処にでもあると思いますが実はターゲットにされた人は少ないと思います。
では何故大人は簡単に口にするのだろうか?。
それは見ているからですよね。だから経験した気になっているだけだと思います。
「周囲で見ている人もイジメなんだ!」
簡単に発言する人いますが本当に実行出来る人は少ないはずです。

「悪意」を読んでいてターゲットにされた経験があるので嫌な事を思い出しました。
クラス全員から無視された経験もありますが幸い小学生の頃だったので、
逃げる術も知らず毎日学校に通いましたが虐めを受ける理由などありません。
同窓会などで虐めをしていた主犯格の人に会いましたが、
やはり心を開く事は不可能だった私がいます。
「許す」とは難しい事です。
虐めを受けていた人が虐めていた人を殺すといったニュースを度々耳にしますが、
正直なんとも思わない私がいるのは事実です。
私の中にも「悪意」は存在するのですね。

日高は虐めを受けていた方で尚更殺される理由は分からないでしょうね。
「なんとなく嫌いだから貶める」
根本的な理由はどこから来たのでしょうか。
母親が嫌っていたので知らぬ間に自分も植えつけられたのか。
それとも小説家で成功している事による嫉妬からなのか。

「殺害」だけなら動機があまりないために「動機」作りをしたわけだが、
その作られた動機が真の目標である「貶める」行為であり、それが「悪意」なんでしょう。


それにしても加賀恭一郎が教師をしていたとは驚きましたね。
 


ゲームの名は誘拐(東野圭吾)<ネタバレ・あらすじ>まとめ(感想)



< 感想 > 

なんか、ものすごーくモヤモヤするのですが…

衝動的に殺してしまうが、
死体を発見した親がなんとかしてくれるだろうと娘は家を飛び出した。
そしてパパとママがなんとかしたわけだがそんな人いませんよね。
自分の娘が殺されたのに父親にはまったく愛情がなく「ゲーム」にするなんて考えられない。
犯人側(主人公)の視線からしか書かれていないので読みやすいのは確かですが読後感はスッキリしない。
「クリームを勝手に使われたから」が殺人の動機ですが、「・・・・」って感じです。
また登場人物に共感出来る人が1人もいないのがスッキリしない1番の理由かも知れません。

トリックは最初から分かってしまいました。
樹理は千春が大嫌いと言っておきながら名前をバカにされた時に庇う発言をしていたので違和感がありましたからね。
もし分からなかったとしても今まで会っていた人は樹理ではないとなると千春しかいませんよね。 

人の心を読む能力があり、
今まで自分が手掛けてきて売れなかった商品はない凄腕の広告プランナーを全面に出していますが、
何故か最初から初対面の樹理を完全に信じているのです。
それに横須賀行った時に今まで散々防犯カメラに映らないようにと用心しているのに、
ファミレスに普通に行くし駐車場に車を停めてるしどこか抜けていますよね。

葛城も最後に被害者の立場からだったら佐久間も無罪にする事ぐらい簡単に出来るような発言していますが、
どこをどのようにしたらそうなるのでしょうか?
思い返してみれば葛城勝俊は偉そうな発言をするだけの人でしたね。
 
「人の先を読む」 「ゲーム」  
かなり大きなキーワードを最初にぶつけてきたので、
デスノートみたいに頭良いと感動するのかと思ってしまいました。

「最後のカード」とやらも、
だから?が正直な私の感想でした。

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ゲームの名は誘拐<ネタバレあらすじ>はこちらに纏めました。



同級生(東野圭吾)<ネタバレ・あらすじ>まとめ(感想)



同級生< 感想 >


最後の最後に春美から問われ「同級生だよ」と答えた事で、
この先、二人は良い関係で付き合っていくのだなと予想出来るのでタイトルの付け方には納得しました。

しかしですね、
なんとなく最後は互いを理解して妹想いのお兄様が野球に励み素晴らしい感じで終わってますが私は騙されません。
主人公、西原壮一が誰でも良いからというだけで女性を抱かなければ由希子も御崎先生も死なずに済んだではないか。
緋絽子との関係がよくなっただけで、はい、ハッピーエンド!!とは読み手はならないのではないでしょうか?

春美の心臓の事が出だしに書かれている割には心臓疾患の原因について詳しく書かれておりません。
最後に忘れてたかのように詰め込んだ感じがします。
最初と最後だけ読めば、緋絽子と西原の関係はなんとなく分かるのでしょうね。
ただ「同級生」はマネージャーの死、そして御崎の死の原因追及がメインな感じがしますが、
読んでいくうちに段々と由希子が死んでしまった事は薄れていってますよね。

最後にエースの川合に殴られる覚悟で本当の事を告げたのもただの自己満足であり綺麗事です。
由希子の両親に会いに行ったのは真相が知りたかっただけで反省も何もしていない行動ですよね。
まさか東野圭吾さんの本を読んでこんな人物の主人公が出てくるとは思いませんでした。
結局、自分の身勝手な行動が原因で由希子を死なせてしまったのに反省はされておりませんし、
由希子と本物の恋愛だったとしてもその後の行動は御崎先生を自殺に誘導させるものです。
その事がまったく分かってない西原は推理探偵のような真似をしている。

逆に言えば実際あんな事があったら正直に言える人はほとんどいないと思います。
最後まで誰にも本当の事は言えず永遠に孤独で苦しむ方がまだ納得出来るかも知れません。
二人が死んでしまった原因を作って最後は1人で気分良くなっている意味が分かりません。

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同級生<ネタバレ・あらすじ>はこちらに纏めました。

同級生<ネタバレ・あらすじ>すべては主人公が悪いんじゃない? 


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