白夜行<ネタバレ・あらすじ>⑤ 

今枝直巳は三年前、東京総合リサーチという会社にいて企業や個人に関する調査全般を請け負っていた。
東西電装株式会社の関係者から、
メモリックスというソフトウエア開発会社の製品を調べてほしいと話しがあった。
金属加工エキスパートシステムという開発経緯や中心になって開発した人間の略歴、交際範囲などを調査する依頼だ。
どうやら東西電装ではそのソフトは盗用されたものだと睨んでいるらしかった!
盗むには東西電装内に共犯者が必要なのでメモリックスの開発担当者の周辺を探れば接点が見付かると思った。

調査を続けるうち主任開発員という肩書を持つ「秋吉雄一」という人物が浮かび上がってきた。
秋吉がメモリックスに入ってから金属加工エキスパートシステムの研究が始まっている。
彼は住民登録していなく部屋を借りる際に秋吉が管理会社に提出した書類は偽造されたものだったのでおそらく名前も本名ではないだろうと思った。

秋吉をマークしていると1人の女性の後をおっていた。
その女性がゴルフ教室に入るのを確認すると秋吉はパンフレットを持って出て行った。
女性について調べると名前は三沢千都留といい、かつて東西電装に派遣されていた事が分かり秋吉と東西電装の繋がりを見付けた。
それだけでなく彼女と一緒にいた高宮誠は東西電装の社員であり特殊ライセンス部だった。
高宮が三沢を相手に不倫しているようだがソフト盗用に関連しそうな手掛かりは見付けられなかった。
そのうち依頼人から調査の打ち切りを要求されここまでの調査報告書を提出した。
独立した今枝はゴルフの練習場で偶然、高宮誠と知りあう。
三年前、調査する中でたまたま出てきた人物でその時の不倫相手の三沢千都留は現在、高宮の妻になっていた。
高宮と名刺交換する時、千都留の後にいた篠塚一成とも名刺交換をしたが、その篠塚から「唐沢雪穂」について調べて欲しいと言われる。
彼女は現在、篠塚の従兄と交際しているらしいが結婚歴があり前の夫は高宮誠だった。
丁度、調査を打ち切った頃に高宮と雪穂は離婚していた。
離婚した後、彼女が経営する店に篠塚は従兄を連れて行った事が彼女と従兄の出会いらしい。
従兄は結婚を申し込んだそうだが彼女の答えははっきりしないものだという。

篠塚の話によると、
唐沢雪穂を見ていると得体の知れない不気味さを感じ彼女と深く関わった人間は必ず不幸な目に遭っているという。
大学時代の川島江利子がレイプされた事件、高宮が離婚した事も表上は彼が悪くても真相は分からないとの事。

大阪に行き彼女が育った場所へ行ってみる。
西口雪穂という名前だったが母親が亡くなってから唐沢礼子に引き取られ唐沢雪穂になった。
母親は事故死なのか自殺なのかはっきりしなかったが、
複数の男性と関係を持つ事でお金を稼いでいたらしくその中の男、桐原洋介が何者かに刺殺される事件があった。
それだけでなく彼女が中学の頃、雪穂の母親が桐原洋介を殺し自殺した噂が流れ、その噂を流した人はレイプされ学校に来なくなった。
しかもその被害女性を発見したのは唐沢雪穂だ。

彼女が経営しているブティック「R&Y」にバイトで雇った女性を連れてカップルとして行ってみると、
篠塚の紹介で来た事を告げた時に普通はお付き合いしている従兄の名前を言うはずだが一年以上会ってない一成の名前が出た事がひっかかった。
また一成から借りている腕時計をしている事も一成の物と分かっているようだった。
篠塚に聞くとその腕時計をはめた時は高宮・唐沢の結婚式の時だけだったようだ。

唐沢雪穂が好きだった男は篠塚一成なのではないだろうか?
そう考えるとすべてが繋がってくる。
また彼女が中学の頃のレイプ事件と大学時代の江利子へのレイプ事件がまったく同じ手口なのが引っかかった。
全裸で縛られ写真を撮られた事件だが二件とも身体への被害はない。

バイトで雇い一緒にお店に行ったものから連絡があり誰かが家に入った気がすると相談され
彼女の家に行ってみると電話機の中から盗聴器が見付かった。

白夜行<ネタバレ・あらすじ>⑥⇒⇒⇒知り過ぎた探偵の最後 


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