<ネタバレ・あらすじ>第6章

今枝の事務所に刑事課一係の笹垣が訪ねてきた。
唐沢雪穂の生い立ちや育った環境やらを何故調べているのか聞いてきたが、
当然仕事上、相手が刑事であっても言えないので「仕事で」と言った。

スーパーマリオの海賊版を売りさばく直前に警察は摘発したが売ろうとしていた松浦という人物が行方不明だと言う。
刑事課一係がこの事件を追う事は、おそらく刑事が探しているのは松浦の死体とその犯人だろうと予想出来る。
一枚の男の写真を見せられ、この男も姿を消しているようだった。
この男は桐原亮司といいMUGENというコンピューターショップを経営していたらしいが、
刑事の話によるとこの桐原は唐沢雪穂の周りのどこかにいつもいるという事だった。
調べた限りそういう男の存在がいる事は全く掴めなかった。

今枝は前に一緒に働いていたものから、
三年前の東西電装株式会社の関係者から依頼された調査報告書を手に入れた。
それは刑事に見せられた男の写真を何処かで見た覚えがあったからだ。
記憶は正しく、この調査をしていたメモリックス社の「秋吉雄一」に違いなかった。
パソコンショップを経営していた経歴も秋吉にふさわしく、
桐原がMUGENから姿を消したという時期は秋吉がメモリックスに入社した時期と合致する。

偶然ではなく東西電装から依頼された調査と今回の調査は実は根っこの部分は繋がっているのでは?

桐原と雪穂に関係があると仮定して三年前の調査を振り返ると答えは出る。
高宮は特許ライセンス部に勤務していて極秘情報を呼び出すIDとパスワードを大事に管理しているはずだが、
妻である雪穂なら簡単に知る事はでき、秋吉に教えるのは可能だ。
三年前は秋吉と高宮の繋がりを一生懸命調べていたがターゲットにするべき人は妻である雪穂だったのだ。
また秋吉は高宮と出会う前の三沢千都留を見張っていた事も雪穂の方が別れたいと考えると納得できる。

雪穂の資産には不透明なところが多く、また高宮の援助なしにお店を出すなんて事は普通では考えられないので調べると株で儲けた金だと分かるが雪穂が株を買うと急激に株価が跳ね上がっていた。
盗聴器をしかけたのが笹垣刑事と思っていたが違う事がはっきりし「R&Y」に行った後だったことから雪穂ではないかと疑う。

白夜行<ネタバレ・あらすじ>⑦⇒⇒栗原典子と秋吉雄一 

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